かねこみそ株式会社

糠LIFE

対談 元ミス・ユニバース日本代表 美馬寛子さん 社団法人 日本発酵フードラボ協会 代表理事 山口さきさん

発酵食品をもっと身近に。
美と健康につなげる秘訣。

美容と発酵料理の
プロフェッショナルであるお二人に、
発酵食品の魅力や季節ごとの
ライフスタイルについて伺いました。
対談には女性特有の悩みを
解決するヒントがいっぱい。
味噌や甘酒などの発酵食品を
取り入れて、毎日を美しく
元気に過ごしてみませんか。

  • 美馬寛子さん
    徳島県出身。
    2008ミス・ユニバース日本代表。同大会で Top15、Best of Asia の成績を収め、 インターナショナルモデルとして活躍。2018 年よりミス・ユニバース・ジャパ ン・ディレクターを務める。
    美馬寛子さん:MY group
  • 山口さきさん
    徳島県出身。
    社団法人日本発酵フードラボ協会代表理事。発酵おうちごはん料理教室 山口飲食主宰。インナービューティープランナーなど多くの資格を持ち、現在は徳島を拠点に多方面で活躍中。
    山口さきさん:山口飲食 発酵おうちごはん料理教室

Summer/ 夏

猛暑になる日本の夏も考え方ひとつで楽しく乗り切れるようです。 お二人に共通する甘酒の飲み方や発酵食品への思いを語っていただきました。 ※本文中に敬称を省いた箇所があります

毎日の甘酒でより美しく

普段は東京を拠点に海外でも活躍されている美馬さん。すらりとした体型と整った顔立ちが目を引きます。その抜群のスタイルと美しさに山口さんも圧倒されたごようす。美馬さんに普段から気を付けていることなど美の秘訣を伺いました。

美馬 「毎朝、手づくりの甘酒を飲んでいるんです。麹と玄米を材料に、飲みやすいように少し薄めにしています。もう5年ぐらい続けているんですよ。」

美馬さんは仕事がら会食の機会が多く、お酒を飲まないけれど外食が続くと胃に疲れがたまっていました。それが甘酒を飲むようになってから胃もたれがなくなり、便秘も解消されたそう。山口さんも甘酒を手づくりしているそうで、甘酒の効果に納得です。

山口 「甘酒は腸内環境が整いますし、何よりおいしいですよね。」
美馬 「東京では発酵食品のブームが続いていると感じますね。発酵食品といえばヨーグルトもそうですが、乳製品は古くから日本にあるものではないので、日本人に昔からなじみのあるものとして味噌や甘酒が見直されているようです。」

東京の大手スーパーやコンビニでも甘酒は置いてあるそうで、甘酒が都市の日常に溶け込んでいるようすが伝わりました。

発酵食を仕事に、そのきっかけ

発酵料理を専門とし、その魅力を伝える活動を幅広く行う山口さん。20代のころは料理と別の仕事をされており、当時は肌荒れに悩んでいたと話します。 現在の山口さんは透明感のある肌が印象的。内側から発光するようなハリとうるおいを感じます。

山口 「20代のころは社会人になりたてで仕事も慣れないし、遊ぶことも楽しくて食事が二の次になっていたんです。三食ともコンビニで買ったものを食べて、お菓子もよく食べていました。食生活の乱れからずっと肌が荒れてましたね・・・。肌荒れをファンデーションで隠して、それでまた肌が荒れて、さらに隠すためにファンデーションを塗って、と悪循環でした。」

現在の山口さんからは想像もつかず、美馬さんも驚きを隠せないようでした。山口さんはそんなときアメリカ留学を決意。 “あなたはあなたが食べたものでできている”ということばに出会って衝撃を受けたそう。

山口 「食べものを変えることは、自分自身を変えることなんだって。食べるもので自分のきれいを作れる、食べものを整えていくためには日本の伝統を知ることが大事だと気づき、味噌や醤油、甘酒など日本の発酵食品に興味を持ったのです。」

それからまた“発酵調味料は食べる美容液”ということばに出会った山口さんは、発酵食品の持つ力に魅了され、ますます楽しく発酵料理に取り組むようになりました。

山口 「食べものを整えるのは自分の力だけでは無理で、自然と共存するなかで、自然のエネルギーを利用したものを食べるのがベストだと思います。発酵食品は生きているものであり、日本が誇る地に根差したスーパーフードなんですよ。」

そう話す山口さんの美しい肌に説得力を感じました。

日焼けを気にせず夏を過ごす

学生時代は陸上競技に打ち込んでいた美馬さん。意外にも日焼けに抵抗がなく、日焼け止めも使わないそうです。自然な日焼けが似合っていて、それがすごく魅力的です。そして、なんと山口さんも日焼け止めは使っていないそう!

美馬 「一時期、日焼けが気になって日焼け止めを使ったら吹き出物ができてしまって。それからやめました。それにミス・ユニバースの考え方としては、夏は日焼けした肌がステータスなんです。健康的に焼けた肌に似合うカラフルなファッションが楽しめるのも夏のいいところですね。」
山口 「私も日光を浴びた方がいいと思います。自然に沿った生活をすることで腸が目覚めますし、腸内環境が整えば肌の状態が良くなり日焼けしてもきれいな肌でいられます。」

それよりも夏は意識してバランスよく食べるようにしているそうです。夏バテしないように麺類ばかり食べていたらビタミンやたんぱく質を摂取しにくいとのこと。クーラーで体が冷えてしまうので、夏こそ温かいお味噌汁を飲んでほしいと言います。

美馬 「日光を浴びないとビタミンDが不足しますし、ホルモンバランスが崩れてしまいます。私は太陽が好きだし、夏でも外に出たい。日光を浴びると骨粗しょう症などの女性に多い病気の予防にもつながるように思いますね。」

美馬さんのお話に、大きくうなずく山口さん。お味噌汁を取り入れたバランスの良い食生活と適度な太陽の光が、お二人の美容と健康を支えていました。

Yamaguchi-insyoku × Kanekomiso 山口さきさん監修 暑い夏を乗り切る発酵レシピ